Title: おじさけ。
2016.05.29

ふわふわ、わちゃわちゃしていた気持ちもすこしはないできた。

いろいろなことが一山越えて、やるこたやった、あとは野となれ山となれと。

できることは目の前のことに全力をだすことなのだけど、最近は全力をだせる環境を整えること、自分の心をべたっと落ち着かせて、アクセル踏んだらいつでもいけるぜと、その状態にいつも保っておくことにすごく気を遣うようになった。

*

ある瞬間、過去が急に過去になった。

例えば、小学校の思い出、中学や高校の思い出、たくさんの度の記憶や、いろいろな心にこびりついたこと。
それは過去なのだけど、その瞬間を迎えるまでの自分の中では、昔から途切れることなく、連なって今と一本線が繋がっていたのだけど、なぜかその線がプチッときれて、過去が急に過去になった気がして、

それがいいのか悪いのかはわからないのだけど、

その瞬間までのすべてが過去に思えた瞬間に、この瞬間から自分の章がかわったような、ここからまた積み上げていくような、ゲームで言えば一つの物語が終わって、続編にはいったような気持ちになったのだ。

それがなぜだかも、いいのか悪いのかもわからない。

いまはそのへんな感覚だけを味わってる。

でもいま書いていておもったのだけど、

過去は一つの執着だから、それが一つはなれたのかもしれないし、実はその線は切れたのではなく、自分のもっと奥底に溶け込んだのかもしれないし、

今から自分の考えること、つくるものは間違いなく過去の蓄積であるし、過去と未来は間違いなく繋がっているのだけど、それが必ずしも一つの線で繋がっていなければいけないことはないし、線という概念でいなければいけない理由もないと、そういうことなのかもしれない。

*

忘れてはいけないこと。

数字を追い求めることや、評価を追い求めることはとても大切なことで、仕事をするということはそういうことなのだけど。

仕事ばかりをしていると、どうやったら数字や評価がついてくるのかという方法論で頭がいっぱいになる。

でも本当はそういうものを追い求めた先にその答えがあるのではなく、本来はそんなことと結びつかないようなことを一つづつ丁寧に深めていった先にしかそれはない。

空とか、風とか、匂いとか、空気とか、

そういうものを感じる心を極めていく先にしか、自分にしかできないことはない。

結局は自分にしかできないものをしっかりと積み上げていくしかないなと。

*

書くことをおろそかにしてはいけないと、わかっているのに。

いままで積み上げてきたもののうえにあぐらをかいて、いいわけを見つけては書くことから逃げる。

いやむしろ、書きたいと思うことが少なくなってきたのかもしれない。

言葉の限界だなんて自己肯定をして逃げようとするけど。

心をもっと研ぎ澄ませて、なにかをびりびり、ひりひりと感じられる心が、少しづつ鈍ってきているのかもしれない。

それは守るもののせいでもあるし、自己防衛でもあるし、しがらみでもあるし、寿命によるものなのだけど。

もっといえば、どういきたいかという像が、変わったからなのかもしれない。


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