ついに蝉が鳴いた。
これはもうきたってことでいいのだろうか。
梅雨とかもうこんな感じで抜けちゃったってことでいいのだろうか。
だとしたらいつまでも悶々してられない。
ただ、ひとつ明らかになったのは、疲れはとる努力をしないと駄目なとしになったなということ。ちょっと前まで、仕事も遊びも全力でやっていても、夏は無敵だったのに、そのペースを続けていたら耳きこえなくなったし。
しかも眠くて仕方がない。
なので、休むときも全力で休んでやるぜと決めたのだ。
夏だけでいいから1日が30時間くらいあったらいいのにとかぶつぶつ言いながら。
なんかアフリカからのお客様をお迎えしたかと思いきや、その足で竹藪に分け入って、汗だくで夕用の竹を探しながら、竹取の翁の気持ちになって、光る竹からかぐや姫でてこないかとか妄想しつつ、午後には締め切りの迫った仏教関係の原稿を書きつつ、曽我量深の法話のテープおこしをする。そんで夕方からは父母からの要望(一方的で理不尽なものも含む)への解答書を作成するための会議をするわけで。
なんか1日をこうやって書き出すといつも自分の中途半端さになにかイガイガしたような気持ちになる。
一体自分はなにがしたいのだろうかとか思う。
どこに根を下ろしてないような感じがしてなんかふわふわする。
でもたぐいまれなる自己肯定の才能をフル活用して、すべてを1つに集約して、すべては自分の中で通ずるものがあるのだといって納得させるという作業を繰り返す。
自分の根底にあるのは結局は自信のなさであり、すべてはその表裏なんだろうと思う。
でもいまはある程度自信のなさを許容できるようになったし、その許容が結局自分の立ちべき場所に押し出してくれたような気がするのだ。
コンプレックスは目を背ければデメリットのままだけど、許容すれば武器になる。
そしてそれを個性を呼ぶのだと思う。
なんて。
もうカルピスもスイカもクリアしちゃったから、あとは花火と旅と淡いものだけ。
ビバなつ。