とくに深く考察したわけではないので、いろいろな意見があるだろうし、側面的な想いであることはよくわかっているのだけど。
311でつらい経験した子ども達をみていると、いろいろなことがはやく風化すればいいのにとか思ってしまう。風化ってなんなんだろう。風化させないことは本当に大切なことなんだろうか。子ども達に必要なのは過去を忘れないことではなく未来に目を向ける力なのではないのだろうか。
おとなと子どものみている目の高さは決して同じではないし、おとなと子どもでは秘めてる力ののりしろも全然違う。おとなはいつも世界に、未来に、子どもにリミッターをかけたがる。
そもそも人間が本来持っている機能には必ず意味があって、それを否定することによって苦が生まれるのではないだろうか。諸行無常の中には忘却ということまでもしっかり含まれているのではないだろうか。