Title: 鱶。
最近自分の考えることは反芻であり、その精度をあげる作業が多いように思う。
あたらしく思いつくことというよりも、新しく思いついたようなことでも、前に一度考えてきたことととつながっていて、そのつながりに新たに考えていることが深まっていくような。考えるということはとてもおもしろく不思議な作業。
考えて考えた挙げ句の果ては、考えているということには限界があって、最後の最後は身体にきくしかないのだという。
日常にも、どこもかしこも紐が繋がっていて、苦しみも喜びも、すべてがすべて紐が繋がって、断ち切れているものなんてのは一つもない。
引けば張る。たわめば緩む。
言葉や文字はいつか消える。
脳への蓄積。
経験の習慣化。
最後はこの身、この脳ミソ一つが生きることの証明であり、自分自身の財産であり。不可侵な領域。
そいつ一つで勝負するのさ。
積みあげたもので勝負するのではなく、積みあげたものと勝負するって歌が、脳裏にこびりつきました。
POSTED @ 2014.10.31 |
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