なにかの節目とか変わり目のところで、
どうしようかわからないときには、
「旅にでも出てみたら」と言います。
ちょっとね、劇画のなかのセリフみたいですね。
ひとりで旅をしていたら、なにをするにも、
じぶんで考えて、じぶんでやらねばなりません。
いくら情報を増やそうが、知識を詰めこもうが、
判断するのも行動するのもじぶんです。
そして、旅の間は「なれてない問題」が出されます。
どう答える、どう考える、どうすればいい?
じぶんの「いつもの場所」にいたら、
考えなくてもできることばかりでしょうが、
旅先では、いちいちが新しい問題です。
移動のための切符や泊まるところの手配、
食べものをどうするか、天気とどうつきあうか、
暑さ寒さと服装との関係、
さみしさをどうするのか、うれしさをだれと分けるのか、
退屈はどうする、眠る算段、洗濯やゴミのこと、
お金の計算はどう立てる、すべてじぶんの判断です。
つまり、旅って、アウトプットの連続なのです。
いまの時代、たいていの人が「インプット過多」です。
取り込むことばかりに熱心で、
それに比して使う(出力する)ことが少ないんですよね。
でも、「ひとり旅」をしている間は、
ほとんどの時間がアウトプットになります。
これが、その人の生きる力を甦らせてくれる。
実践につぐ実践が、人を成長させると思うのです。
「今日のダーリン」
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