Title: composition

自己顕示欲を存分に満たせるほどの評価を、正当にもしくは過剰に受けられるほどの人間なんてのはほんの一握りで、ほとんどの人が思い描くものについてこない現実の中で、その現実と自分に理由付けをして動機付けをして生きているのだろうと思う。

あっちの水はにがいぞ。こっちの水は甘いぞって。

昇華というのはあまりにも稚拙な論理展開で。

その理由付けと動機付けの中で、一生懸命に自己保身して、時に嘘ついてでも虚栄心をはろうとして、そんな自分に悶々としながらも、自己肯定と自己否定を繰り返して、時にそれを投げだす理由を探したりもする。

怪我をしてもう闘わなくていいんだって思うように。

幸せっていう言葉を逃げ道にすることさえある。

でも、思い描くものに現実がついてきた一握りの人間と、思い描くものに現実のついてこない多くの人達を比べたときに、そこにある幸せと苦悩の比重はほぼ同比なんだろと思う。

幸せってなんなのかって考えたときに、昔ある人が、夜中にラーメン食べて散歩するとか、セックスした後そのまま疲れ果てて寝ちゃうとかそういうことだと言っていたのを思いだした。

例えば幸せになろうとしてなにか行動するのではなく、行動したことが幸せであると考えられることは大切な事だと思う。

結果はプロセスであるし、プロセスはもうそのまま結果でもある。

全く仏教って意地悪だな。



POSTED @ 2012.10.23 | Comment (0) | Trackback (0)

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