いじめをなくそうということがよく取り上げられるけど、そうそういじめなんてなくならないと思う。
大人が議論して解決するほど、子どもも馬鹿じゃないし、そんなのはいたちごっこだ。それより大事なのはいじめられた時に命を絶たないためにはどうしたらいいかであって、そういうときにどうやって逃げ道を確保するかでもあるし、そこで行き詰まらないためにどうしたらいいかを考えることだと思う。
子どもが狭い世界に閉じ込められないようにするのが親と教育の仕事であって、親や先生や学校が、いじめてるやつが、いじめなんかしてても時間がもったいないなと思えるような、視野と経験を提供しろってなもんだ。
なにかにわくわくして眼をキラキラしてる人間はいじめもしないし、いじめられもしない。
子どもにそれを提供できるのは親であり、先生であり、周りにいる大人であり、その可能性を示すことを子育てといい、教育というのではないか。