Title: 神楽坂。
きゅっと冷えるな。
冬め。
熱燗がうまいじゃないかこのやろう。
白子の天ぷら・あん肝・あじのたたき・鳥鍋
熱燗をほっこり飲んだ後に、冷でしめる。
軽くあぶった葱の香りに後ろ髪を引かれながらも、しんしんと冷えた軽子坂を千鳥足でくだる。
至福だな。
やっぱりこの街がすきだ。
実は。
神楽坂に恋してからはや数年。
ここのところ、ちょっと恋心が停滞気味だったのです。長年連れ添った二人みたいに、少しマンネリ化してしまって、昔みたいにドキドキしたりわくわくしたりできなくなって、デートも近場ですませてしまうなんてなもんで、そんな状態で一緒にいてもしょうがないねなんつって、よくよく話し合って、ここの所、神楽坂と少し距離をあけていたのです。
これから先も一緒にいたいからこそ、この時間は大事なのだなんて自分に言い聞かせて、会いたくなっても、連絡したくなっても少し我慢したりしていたのです。時に寂しさを紛らわせるように、神楽坂のことを考えないように、あえて池袋や上野で飲んだりもしたりして。
でも気温がぐっとさがって、ぴりっと冷えてきたら、どうしてもいてもたってもいられずに、会いに行ったわけです。
んで。
なじみの店できゅっとやってほっとして。
はしごしたあげくに、ほろよい千鳥足で、軽子坂を下りながら、きんきんと冷えた夜風が寒くてしょうがないのに、心がぽっと温かくなったような気がして、なんかじんわりと愛を再確認したのです。
そんで家に帰ってよく眠りましたとさ。
POSTED @ 2011.11.10 |
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