Title: インド旅 ブッダガヤ:ラカン出会い編
【ブッダガヤ初日】
ガヤの駅について、早速オートリキシャをみつけて、マハボディ寺院を目指す。
空港→コンノート→車中のルートでは正直インドらしいインドを実感できていなかったのだが、ガヤ駅からオートリキシャに乗った瞬間に、インドが自分の中にがつんと流れ込んできて、インドとの温度差がフラットになっていくような気がした。そこにはデリーにはない、人間のるつぼ感が広がっていて、イメージをしていたままのインドが広がっていたのだ。
マハボディ寺院につくと同時に、感慨にふけるまもなく日本語を話せる何人かのインド人がついてくる、ある人はバイクで、ある人は歩いて、ある人はリキシャで。
どこからきたの?ゲストハウスあるよ?どこいくの?いつまでいるの?インドは初めて?を浴びせかけてくる。
ブッダガヤにくることをずっと楽しみにしていたので、ここはゆっくりとお寺を眺めながら、一人静かに浸りたかったのに、一気に興をそがれてしまって、もうすこし落ち着いた気持ちでお参りをしようと思い、遠目に手を合わせて、長旅の疲れを癒すべくとにかくホットシャワーを浴びて、ゆっくり足を伸ばせる場所を探した。
とりあえずガイドブックを開いて、よさげなゲストハウスをみつけてチェックイン。
しかし、ゲストハウスに着くまで、横をずっとついてくるインド人、フロントにまで着いてきて、でてくるまで待ってるからといっているインド人。
初めは、やっとマニュアル通りに絡んできてくれたインド人ちょっとウキウキしながら、軽くいなしていたのだが、徐々にその煩わしさにめんどくささを覚える。
寝不足なのもあったけど、最後は今ついたばかりで、疲れているから頼むから一人にしてくれと懇願。それでも笑顔で、そうだね、ところで昼飯でもどうだ?といってくるインド人。
この感じにだんだん笑えてきたのと同時になんかもう、まじめに答えるのにも疲れてきて、とりあえずさようなら、おら寝るといって彼らを置き去りにして部屋に入り、ホットシャワーをあびて、ベッドに横になる。
気づけばそのまま眠りに落ちていた。
そして空腹とACで身体が冷えすぎて目が覚めるともう昼下がりになっていた。
さすがにもう、フロントのインド人もいなくなっていたので、安心してまったりマハボディ寺院をお参りしようとしようと思ってゲストハウスをでたとたんに一人のインド人が近づいてきた。
日本人?どこいくの?いつきたの?
さすがにもう興をそがれたくないので、しばらく軽くいなしていたのだが、あまりにしつこいので、頼むから一人にしてくれ、ブッダガヤにくるのはずっと楽しみにしていて、一人で静かにお参りをしたいんだ、ここに来てからずっといろんなインド人がついてきて、ゆっくりお参りができなくて悲しい。だからわかったから向こうにいってくれと伝えたのだ。
するとそのインド人は、悲しそうな顔をすると、すこし黙って、わかったちょっとまっててと言って、自分のもとを離れていったので、なんだ話せばわかるインド人もいるのだなと思ったら、彼は、向こうの畑でとつぜん立ちションをして、何食わぬ顔で戻ってきて、まあとりあえずチャイでも飲むか?と聞いてきた。
その間の外し方に、完全に気が抜けてしまったのか、肩の力が抜けて、わかったチャイの店は近いのか?と聞いてチャイの店につきあうことになった。
これがラカンとのファーストコンタクトだったのだ。
【おもむろに用を足すラカン】
POSTED @ 2011.08.27 |
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