Title: 2015。
あけましておめでとうございます。ビバ2015年。
 
なぜか今年は元旦から、さだまさしの案山子が頭の中でリフレインしています。
 
昨年は色々なことがありました、毎年のことながら、ゆくとしくるとし、去る人来る人、着々と時間は流れていくのだなと。
 
先日あるお坊さんが、
 
「8歳の子が感じる1年は8年生きたうちの1年なので8分の1年。60歳の人は60年生きたので1年も60分の1年を過ごしたことになる。だから大人は1年を短く感じるんですよ」
 
と言っていました。ああ、なるほどうまいことをいう。今度どこかでパクって使おうとおもいつつも、時間を長く感じるかどうかは最後は自分の気持ち次第だと思うのです。そして短く感じるからこそ生じる価値もあると思うのです。
 
昨年を通して一番深く刻まれたことは、今の自分をつくっているもの、思考も思想も、動機付けも言い訳も、好きも嫌いも、いままでの自分の人生の蓄積で、生まれた場所や、偶然とか必然とか、出会いや別れとか、弱さとか、守りたいものとか、それを取り巻く気温や湿度や匂いとか、お腹の具合とか、疲労や眠気とか、そんな類の結果であって、そこには自分の意識や想像もはるかに及ばないたくさんの縁の集大成で、それは同時にこの瞬間も刻一刻と変化していていてまさに無常なのだなと。それはきっと抗っても抗いきれない途方もないものなのだなと。
 
それは自分に限ったことでなくて、みんながみんなそれぞれの人生の蓄積の中で、色々な事を考えて、思って生きていて。それはつねに変化し続けていて、唯一無二で、だれかと同じ自分なんてものはあり得ないのだなと。そんなあたりまえのことに深く心が動いたのです。
 
だからこそ、生きてることも、人と出会うことも面白くて。2015年は人との縁をもっと楽しんでいきたいなと。顔をあわせて話がしたいなと。そんでもって、最近は何かになろうとするのではなく、この流れの先にある何かが何であれそれでいいのかもとか思います。
 
とりあえず、2015年もお酒とおもしろい話があればそれで十分満足だと思える人生でいたいです。苦しみは味付けに少々ってなもんで。
 
今年もどうぞ宜しくお願いします。
POSTED @ 2015.01.02 | Comment (0) | Trackback (0)

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