Title: 太陽黄経45度
自分の周りにあたりまえにあったものが刻々と変わっていく様を感じたここ数日、それが色恋の話だったり、仕事の事だったり、メールアドレスを変えた友達のことだったり、最近は会わなくなった友達のことだったり、その一つ一つは小さな歯車の一つなのかもしれないけど、そんな小さな変化が積み重なって大きなうねりになり、そのうねりは知らぬ間に自分をのみこんでいるんだろう。
昨日話してた友達が、あの地震の前と後では、やっぱりなにか意識の奥底の部分で変わった気がすると言った。
きっと直接支援に関われなかったり、積極的に動けているわけでもないけど、心の奥底で小さな変化をした人が日本中にたくさんいて、その小さな意識の変化は大きなうねりになり、これから先の日本に大きな変化をもたらしたんだと思う。
そんでもって、いつだってこの目に見えないおおきなうねりみたいなものの中に、人は流されて生きていているのだろう。
あらがってもさからっても、結局のところどこかでは力尽きるのだ。
それなら、前だけみながら、必死の形相で力尽きる寸前まで泳ぎ続けるよりも、流れに逆らわず、うまいことぷかぷかと浮かびながら空を見上げていたい。
だからいま自分の身につけたいことは、うまく泳ぐことよりも、うまく浮かぶこと。
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【武田三代】を読み終えて感じたこと。
最後まで鉄砲を導入せずに、騎馬にこだわって戦い滅びていった武田家は、本当に敗者なのだろうか。
やはり歴史物を読んで、時代錯誤で野蛮だと言われるかもしれないし、世界的に見ても理解されない風習(切腹も含め)の一つ一つをみても、古き日本にあった命以上に大切にされていたもの、命以上に重んじられていたものの価値観と、その文化を構築させた日本人は底知れない。もちろんそこで日に当たらない黒歴史がたくさんあるし、実際美談だけではないのは容易に想像されるけど、その影までも含めて日本人の個性なのだと思う。
どんなときだって個性というのは表側だけで構築されるものではない。
そして、死を劇的に意識することが生にはげしく光をあてることで、光の当たっていない生はときに軽んじられるのだと思う。
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雑居ビルというのが結構好きだったりする。
歯医者が入ってるかと思いきや、司法書士が入ってたり、法律事務所がはいってるかと思いきや、いかがわしい店がはいっていたり、そんないろんなものが、雑多につめこまれているじがたまらなく心地よかったりする。
そういうビルに飛び込むときに感じる、あの例えようもなく自分の中に湧いてくる感じはある種の中毒性があるのではないかとすら思う。それとそんなビルの踊り場にある空気感は、そこでしか感じることができないものの一つだと思う。
雑多な中にある、ぽっかりあいたような自由みたいな、いうなれば制限付きの開放感みたいなものが、自分の中にあるなにかを満たしてくれて、その満たされた感じが脳みそに記憶されているのだろう。
今思えば香港を旅したときの記憶が、少なからずいまの自分のそういう部分の核になっているのかもしれないと思った。
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ツイートのまとめ
感情的になれなくなったらなにも生めないのかもしれないと思うと同時に、感情的になっていると生めないものも確実にあって、その間でそれぞれの価値観に判断を迷うし、苦しむということが往々にしてある。なんかこの数年ずっとその間にいるような感じがする。
プロになるのがゴールなんじゃない。なってからの方が気が遠くなる程長いんだ。進めば進む程、道はけわしく、まわりに人はいなくなる。自分で自分を調整・修理できる人間しか、どのみち先へは進めなくなるんだよ。という幸田棋士の言葉がブッダの犀の角のようにただ独り歩め。という言葉とリンクした。
例えば、深度を深めようと思えば、着眼点は少なくなりがちになる。どちらもとれる超人ならいいが、自分はそうではないので、意識的にそのバランスの比重を考えなきゃいけないと思う。人生におけるフェーズと、その時の選択にもっと意識的にならねばと思う。
結局のところ、人生を楽しむということは、自分の着地点をどれだけ明確にイメージできるかということなんだと思った。イメージのないものは、計ることもできないし、取捨択一もできない。それがなにかもわからずに幸せという響きだけを追いかけるのは本末転倒だ。
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POSTED @ 2011.05.07 |
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コメント簡単に送れるかな・・・。
この方、「と思う」おおっ!・・・と思う。
いや、でも、と思う、のは仕方ないからとてもいい・・・と思う。
いや、でも、ちゃんと読みましたから。
文章なんて、書いた後は、読んだモンの勝手解釈ですから。(*≧∀≦)
Posted by:
えふぃ @ 2011年5月 7日 13:49
書いたものが読んだ方の解釈で一人歩きしていく感じはすごく好きだったりします。
Posted by: ryo @ 2011年5月 8日 08:20
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