Title: 大人の子守歌。

何か一つの事件が起きたときに、加害者にも被害者にも、必ず意志だけではない何かが大きく作用しているように思えて、その意志の外にある背景や環境や状況や、その全てが一つの結果に繋がっているのだということをつくづく感じる。ましてやそれが子どもであればあるほどその影響は大きい。

心がまだ柔軟で柔らかい時期、身体がたくさんのものを吸収しようとしている時期に、人間は自然と感受性を高めて、少しでも多くのものを吸収しようとする、それは生きる為の脳の本能みたいなもので。

そのときに一番怖いのは失うってことなんだろうと思う。身体が得よう得ようとするときに何かを失うことはおそろしいことだ。簡単に手放せない、簡単に捨てられない。大人は簡単に諦めればいい、逃げればいい、気にしなければいいっていうけど、子どもは大人ほど簡単に捨てられない。大人からしたらちっぽけなようなことにずっと縛られている。その捨てられない物が澱のように沈殿して、様々な形になって表に出てくるのだろうと思う。それはとても自然なことなのかもしれない。

その表に出てきた切っ先が、誰かに刺さらないように、自分を傷つけないように、時に理不尽にそれをへし折ったとしてもその切っ先の行く末を見守るのが親の役目なのかもしれないなと。それが例え理不尽で力尽くに見えても、へし折らなきゃいけないときもあるんだきっと。

なつなつなつなつここなっつ。

夏に聞こう。夏に。

さてプール行こ。

ttps://www.youtube.com/watch?v=GOI6iHCiaD8

POSTED @ 2014.07.29 | Comment (0) | Trackback (0)

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