Title: 居心地。

結局一番大切なことはなにかといえば、承認されること、受け入れてもらうこと、共感してもらえることで、これが欠けることで人の心は様々な問題を抱えてしまうのだろうと思う。

そしてそれが確保できる場所を守りたいというこという動機はとても強い。

人間の行動のほぼ8割はこれがほしい為にすることといっても過言じゃないような気がする。

悲しみも、喜びも、愛も、恋も、友情も、家族も。

結局のところ、そこまでしてでもそういう居場所を確保していないと、人間は自分で自分の認識をしっかりと保てない生き物なんだろうと思う。

それがすべての答えのような気がする。

そしていつもその喪失と隣り合わせに生きていて、その潜在的にある喪失の怖さというのが、人間の弱さと脆さであって、同時に愛おしい部分であるのだろうと思う。

なんか結局そういうことなのだな。

最近自分の中に仏教があってほんとによかったと思う。

その居場所を自分の外に求めて、さがし回っていて、居場所があるうちはいいけど、いつか歩けなくなったとき、いつか自力で立てなくなったときに、その喪失感に苦しまなくていいように、その居場所がなんで居心地がいいのか、その居心地のよさを生み出しているのはなんなのか、それをちゃんと考えて、解明していくことで、その居心地のよさも悪さも、他でもない自分自身でつくりあげているものだということに気づきなさいと、そう教えてくれるのが仏教なんだと思う。

POSTED @ 2012.09.16 | Comment (0) | Trackback (0)

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