Title: UDGODIE十勝。

ここ数日に感じたことはこれから先の自分の思考にもきっと少なからず影響を与えるようなことばかりだった。

たぶん話しても信じてもらえないような不思議な体験をして、そこで自分の中にわいてきた気持ちがあまりにも生々しく人間臭くて、なんか自分の底が見えたような気がした。なんか色んなもので覆われてない、自分の元素みたいなところが垣間見えた気がした。

そしてやはり何事も経験が大事だということ。年をとると自分の手の中にあるものだけで行動し、手の中にあるものだけで判断し、思考し、そしてそれに伴う感情を使いまわしていても十分に生きていけるようになる。

それにはそれでメリットはあるのかもしれないけど、でもやはりいつまでも、自分にはまだ感じたことのない感情があって、感じたこともないような気持ちになりうることがたくさんあるのだと言うことを信じていたいし、同じような日常の使い回しだけじゃつまんないし、新しい世界も開けなければ自分自身にも出会えない。

それと意識というのはおもしろいもので、同じように行動していても、同じように生活をしているつもりでも、意識や心の持ちようの与える影響は大きい。そしてその小さな目に見えない意識や心の持ちようが人に与える影響も計り知れない。

平常心っていうのは簡単に口にすることはできるけど、それを保つというのは難しい、難しいということばですらなんか形骸化した言い回しのようにきこえるのだけど、でも難しいけど、それはそんなに難しくないのだということもよくわかった。

なんかここのところ自分に起きた3つの経験が、全部繋がって思ったのは、結局の所何かを分け隔ててるものなんてたかだか1cmくらいのものなんだということ。

この1cmを高いと見るか低いと見るかということを心の持ちようというんだろうと思う。生きてることも死んでることも、戦争も平和も、誰かを好きになるもならないも、誰かを尊敬できるのもできないのも、安心できるのもできないのも、たかだが1cmの境目で隔てられてるだけ。

そして人生の大事な部分はこの1cm程度のことなんだろうということ。

そんでもっと突っ込んで言えば、本当はこの1cmの敷居を作り出しているのは他でもない自分だということで、その1cmの敷居をものともしなくなるための鍵がきっとオフバランスということなんだろう。

数日の間に別々に体験したり、聞いたり浮かんだりしたことが、ふらっと繋がって朧気ながらも一つの答えに結びつく。

まだここで一区切りでもないくらいに色んなものに追われているのだけど。でもこの想いや経験や気持ちを風化させたくないし、これをもっともっと熟成させて自分のものにしたい。

そんなここ数日なのです。


POSTED @ 2012.05.03 | Comment (0) | Trackback (0)

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