Title: おかず。

浮いては沈み沈んでは浮く。

さよならバスよ。

後ろ髪を握りしめていたはずなのに、夏は振り返りもせずに去っていく。
そのいけずな感じがいつだって自分の心をひきつけてやまないのだけど。

淀川長治さんのことをふと思い出して動画をみた。
朴訥としながらもとてもテンポが良くて、なによりもほとばしる映画への想いがあふれていて、
言葉の前に、想いが先に届くようなその言葉のひとつひとつが心にしみた。

自分がどういう話し方ができるようになりたいかといえば、
やはりこういう話し方ができるような人になりたい。

映画を本当に楽しんでるからでてくる言葉。
人間にすごく興味があることが伝わってくるような言葉。

*

ひとつの言葉で喧嘩して、ひとつの言葉で仲なおり、ひとつの言葉に泣かされて、ひとつの言葉であやまった。
ひとつの言葉はそれぞれに、ひとつの心を持っている。




POSTED @ 2016.10.20 | Comment (0) | Trackback (0)

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