Title: 情熱の薔薇

友達に別れを告げた帰り道、

ずっと頭の中に情熱の薔薇が流れていた。

いままで何百何千と聞いたこの曲の歌詞が、今この瞬間にまた心の中に染みわたって、
わかったようでなんにもわかってなかった自分を痛いほど思い知る。

永遠なのか本当か、時の流れは続くのか。
いつまでたっても変わらない、そんなものあるだろうか。

見てきたものや、聞いたこと、今まで覚えた全部。
でたらめだったらおもしろい、そんな気持ちわかるでしょう。
答えはきっと奥のほう、心のずっと奥のほう。

涙はそこからやってくる。
心のずっと奥のほう。

さみしい気持ちで冷たくなった心に、あたたかく火が灯るようなお通夜だった。
肩を組んだ輪の中で、あいつも一緒に歌ってるような気がした。

きっとみんなの日常はかわらずに回り続けるように見えるだろうし、変わらずに生きているように見えると思う。でもなにも変わらないように見えて、きっとこの別れの前と後では何かがきっと変わっているんだと思う。

いろいろなものの価値や重みが。

ありがとう。

またいつか一緒に飲もう。









POSTED @ 2017.10.17 | Comment (0) | Trackback (0)

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