Title: トゲトゲ。

人生でことあるごとに自分の中で反芻する言葉というのがあって、そのうちの1つがタモリさんのいった言葉。

「自分の中でこれくらいの力がついたらこれくらいの仕事をしようと思ってもその仕事は来ない。必ず実力よりも高めの仕事が来る。それはチャンスだから、絶対ひるんじゃだめ」以前萩本欽一も言ってた「やりたくない仕事しか来ない。でも運はそこにしかない」

なんか最近ことあるごとにこの言葉を思い出して足を前に出す。なんで自分なんかにそんなこと頼むんだよとか、無理だよとか、なにかもっともらしい大義名分見つけて逃げてやろうかと思うのだけど、逃げ癖がつくのも嫌だし、なによりもさんざん逃げてきた経験上、逃げた後に残るべとっとした気持ち悪さを引きずるくらいなら、ぶつかって仰向けにひっくり返った方がまだましだと思って前にでようと思う。

いままでだったら、タスクが散らばって、脳みその違う箇所を同時に使わなきゃいけないような時には、中途半端な仕事で納得させたり、言い訳したり、体裁よく中身のないものでごまかしたり、時に逃げたりして、その過程で考えすぎてためこんだりもしていたのだけど。

いまは切り替えとかそもそも意識した時点で自分でかってに枠をつくってるのだと思うし、意識して頭で心を動かそうとした時点で、その負荷は無意識に身体をこわばらせるのもわかったし、なんていうか、一言で言えば、ここ一番でがんばるときこそ力を入れないようにするのだということと、その力の抜き方のコツを掴んだのだと思う。

つまりは目の前に流れてきた、瞬間に全力で対応すればいいだけのことなのだ。

年齢や家族を言い訳にして机上の空論を語るようなじじいだけにはなるまい。

POSTED @ 2011.06.13 | Comment (0) | Trackback (0)

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