Title: つかっえぼう。
生きていれば、時々ふらっと倒れそうになったり、地べたに座り込んで立ち上がらなければならないときに、どこかにつっかえぼうをついて、身体を支えたいと思うようなことに出会わなければならないわけで。
紙一重とはよくいう。
そのつっかえぼうは諸刃であればあるほどに効力を発揮するのかもしれない。自分を支えるものは、誰かや何かではなく、手の内においておきたいのだけど、なかなかそうは問屋が卸さないわけで。
強さと弱さは紙一重という考え方もそもそもが執着でなのかもしれないのだけど、右往左往と不可抗力に翻弄されている自分にあと何年もつきあわねばならないかと思うとただ漠然と強くありたいと願いたくもなる。
まわりのすべてが追い風に感じる感覚と、まわりのすべてが向かい風に感じる感覚のどちらも忘れたくない。その中で右往左往して落ち込んで、またそれを糧に歩を進めて、結局の所同じところをぐるぐると歩き続けることを繰り返していくのだろうな。
1周目と2周目は同じ所を回ってるとしても、それが同じかどうかは自分次第ってなもんか。
いち抜けない。いつまでたってもいち抜けない。
抜けたと思っても気づいてみればいつだって振りだし。
POSTED @ 2014.11.10 |
Comment (0) |
Trackback (0)