Title: がんのん。
夕暮れ時にぷらっと縁日に出かけて、ふらりと歩いていたら、顔見知りをみつけて、一緒にビールを飲んで、飲み終わったら、また顔見知りを見つけてまた飲む。
そんなことを3回も繰り返して、ほんのりと酔いが回った頃にはちょうちんにも灯が灯る。
帰り道に今日が人生最後の日でも別にいいやとか思いながら家路につく。
のーてんきでいいねというのは、最高の褒め言葉だよ。
人間だから生きてればしがらみとかあって、嫌なこと言われたり、嫌なこと思ったり、ずるいことしたりもするし、そんな自分に悶々して、夜眠れなかったり、そんな自分を立て直そうとしてなんだかんだと理屈をこねたりすることもあるのだけど。
でもそんなこんなをひっくるめて自分の人生が幸せかどうかなんていうことは、結局の所、風が吹いたり、日が暮れたり、どこかの家の晩ご飯の匂いがしたり、風鈴が聞こえたり、大きな雲がでたり、そんなことで帳消しになるくらいのもんで。
いつもそのくらいの深度ところで生きていたいと思うのです。
そのくらいが自分の身の丈で、一番いごこちのいいところ。
犀のように歩んじゃいたいさ、そこをまっすぐに。
そういえば昨日みた観音様の顔は、おいおまえしっかりしろやと言っているように見えた。
お見通しかね。
POSTED @ 2012.07.10 |
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