Title: 台風一過。
昨日は暴風雨のさなかに眠ってしまって、夜中にふと目が覚めたら、雨はもう止んでいて、雲だけがすごい勢いで流れていた。ベランダに出てみると、暴風の残り香みたいな風が生暖かくて心地よかった。
しばらくすごい勢いで流れていく雲をみていて、なにかが変わりそうな瞬間っていうのはこういうことなのかもしれないと思った。
暴風の残り香が自分の中のモヤモヤしたものもこのままどこか遠くまで飛ばしていくような、今まさになにかが変わっていきそうな狭間にいるような気がして、身体がすっとかるくなる気がした。
季節の変わり目や、新しい仕事の責任とか、環境の変化を自分の中で処理するのに少し時間のかかる自分のめんどうくさい所も、こうやってこういう気持ちを味わえるための1つの要素なのだと思ったら、ざわついてころころするのもそう悪くないのかもと思える。
結局の所
悪い奴になりたいとも思わないけど、優しい人になりたいとも思わない。
平気で1人でいられるようになりたくないけど、人とかかわることにいつも喜びを感じていたいとも思わない。
めんどくさいことをごちゃごちゃいいたくないけど、だまって波風立てずにいたいとも思わない。
台風一過みたいな空の下で、桜っていう花は、たくさんの渦巻く思いを全部吸い込んで、二酸化炭素を酸素に変えるみたいに、幸せな気持ちをはき出してくれる。
そんで役目を終えたら潔く後はおまえ次第だぜって、背中を押して散っていくのだ。
かっこいいな。
POSTED @ 2012.04.04 |
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