Title: もこきい。
寝苦しくて夜中に目がさめたら、外には風が吹き荒れている。その風で身体を冷ましながら、季節が少し進んだことを感じた。
こうやって夏が終わっていって、秋が来て、冬が来て、春が来て、夏が来る。
このサイクルを生まれてこの方32回経験してきているわけで、あと何回ほどこのサイクルを経験できるのだろうかなんてことを思いながら、このあいだウニを踏んで、まだズキズキする踵をさすりながら、こうやって身体に季節の残り香を残しておくのもわるくないような気がした。
成長を柱に記しておくみたいに。
今年の夏は、今の時点で、はしゃいで、笑って、語って、飲んで、飲まれて、わくわくして、淡いものももれなく。なんの申し分もない夏で、なんの申し分もない分、こういう夏があと何回味わえるのかというところに捕まりそうになるのだ。
でもそこに捕まって、躍起になってこういう夏に固執した瞬間に、もう同じような時間が過ごせなくなることは十分にわかってる。
そんでこれからどうしていったらいいかも。
すべては水物、思い出も、季節も、語らいも、淡いものも。喜びも悲しみも。
人生は水物だ。
*
いい思い出は、背中を押すけど、後ろ髪も引っ張るのだ。
いつか秒速11キロに達したい。
*
この1ヶ月に得たものと失ったものを比べてみると。
物理的に失ったものはすごく大きいのだけど、精神的に得たものはそれよりも大きい。
まえにまえに。
POSTED @ 2012.08.14 |
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