Title: 馬鹿は遺伝するのだろうか。

 

自分は仏教徒なのにも関わらず、愛があるとかないとかはとても大事だと思ってしまうわけで。

それが自分の価値観の押しつけだといわれたとしても、大事なものは大事で、手放したくないものは手放したくなくて、愛にはいろんな形があると言われても、理屈でどうしょうもないものを愛と呼ぶんだろうと思う。

理屈でどうにかなるものは愛とは呼ばないのだ。

先日「そんなの愛がなさすぎる」と言った後に顔を上げたら、ある人が書いていった「おれはおまえらを愛している」という言葉が壁に大きく書かれているのが目に入った。

うん。

やっぱりこりゃ理屈じゃないなと思った。

帰り道、everfreeを口ずさんでいたら、タナベとハチマキのやりとりをふと思い出した。

「先輩には愛がない」

「そんなものはあまっちょろいガキの戯言だ」

「宇宙は一人きりじゃ広すぎるのに」

でも木星に着いたハチマキはこういった

「金を貯めたら、宇宙船を買って、この宇宙を自由に駆け回るんだ。 宇宙船があればどこへだって行ける。本当の、本当の自由だ。

でもスッゲーがんばんないと宇宙船なんか手に入らない。マジにならないとだめなんだ。 だからオレはそれ以外のことはいっさいしないと決めた。

それ以外のことを考えるのもやめようと思った。

でも、でも愛し合うことだけがどうしてもやめられない。

いいか悪いかは知らないが、とても強い力だ。 核融合なんて目じゃない。

人間はみんなスゲー力を持ってんだ。 すばらしいことだし、おそろしいことだとも思う。

オレはこの力の使い方 もっとうまくなりたいんだ」

愛はこれ以上ないくらいに人間のデメリットだと思う。でもこれ以上ないくらいにメリットでもあるんだと思う。

POSTED @ 2011.02.10 | Comment (0) | Trackback (0)

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