Title: THNK
惑っていることにすら自己肯定をできるほどに、いろいろなことが器用になって、
取り繕うことも、無難にこなすことも、それなりの結果で満足することにも疑問すらわかず。
踊り場まできただけなのに、そこに座って、陣取って、階段をのぼってくる人を満足げに眺めながら、
世代が変わっただの、自分も年を取っただの、なにか流れゆくものに浸りきって、
あげく一息つきたいだなんて漏らしたりする。
結局なにも成し遂げないままこの年になってしまったというだけなのに、
その現実を直視したくないからなのか行動しないことにすらうまい言い訳をみつける。
くそみたいに自己肯定ばかりしたくなる。
自分で肯定してやれなきゃ前に進めないような生き方が
この39年の集大成なのかとおもうと、
いままで生きてきた時間は何だったのだろうかと、
悲しくもなるのだけど、
それも全部ひっくるめて、人が一人生きてくるということがどういうことなのかということが肌身に染みていることだけは間違いなのだ。
根拠のない自信も、
よくわからない直感も、
死んだらその時だなんていう思い切りも、
側面的な正義感も、
今の自分の中からは失われてしまったと思っていて、
その喪失が自分にもたらすものが、大人になるということであり、
老いであるというものだと、その事実をとてもネガティブなものだと思っていたのだけど、
それはどうやら違うのかもしれない。
POSTED @ 2020.01.04 |
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