Title: じわる。
じわりと。
じわりと夜風に年末感がでてきたと思っていたら、いつのまにかもうじわりと正月のあける匂いがする。
じわりと。
昨年は時間の流れというものをすごく肌で感じた1年で、10年一昔とはいうけど、10年という時間でできたこと、できなかったこと、変わってしまったこと、変えられなかったこと、その一つ一つに思いをはせながら、これから先の10年にどうありたいかなんてことを考えた。
無常といえばひとくくりなのだけど、つくづく痛感するのは、変化というのはある日突然、敷居をまたぐかのようにやってくるのかといえばそうではなくて、いつだってじわりとやってきているのだということ。
ある日突然変わってしまった光景も、まだ変わってないこの光景も、ちゃんとじわりじわりと進んでひとつの結果になっただけで。
家族でこうして食卓を囲めるのもあと何年なんだろうかとか、この人とこうして会えるのもあと何回なんだろうかとか、いつまでみんなが健康でいられるんだろうかなんてことを、他人事ではなく思うと、やっぱりこの瞬間にとどまってるものはなにもなくて、いろんなことが、あり方が、関係が、ちゃんと刻々と変化していて、
あたりまえに「今」はしっかりそのときに向けて進んでるんだなという実感と、
そこで生じる思いを自分の中でどうしょうもなく持て余したりもするのだけど、
そんなじわりとした感じを、あじわいながら、楽しみながらこれから先を過ごしていきたい。
今年もよろしくお願いいたします。
今年はいままでできなかったとても大きなことに取りかかろうとおもう。
楽しみながら、じわりじわりと。
POSTED @ 2019.01.06 |
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