Title: BNIT
いい機会だったのだ、強制的に何かを選別するのには。
この数ヶ月に、失ったものと、それと引き換えに得たものと、
それは天秤にかけた時に、実は得たもののほうが多いのかもしれないと思えるようになった。
不自由な制約の中にいて、自由は何かってことの答えを見つけられたような気がする。
価値観の多様化がどんどん進むこの世の中で、
変化はするけど変わらないものを見出していけることが、
地に足をつけるということで、
この数年の過ごし方で地に足がついているかいないのかということが、
またこれからさき50代まで生きていることができたとしたら、
自分自身に大きな意味を持つものになる。
40代に感じる手ごたえは、自分自身の価値観を、
自分自身がだれよりも愛せるかということだ。
執着は忌むべきものではなく、消すべきものではなく、
それを、愛すべき隣人とできるか否かというようなもんで、
長い時間自分の中に同居してきた、様々なもの、
そのひとつひとつを、引っ張り出して、
ありがとうなってってなもんだ。
性善説でも性悪説でもない人間の心ころころ、
いいこというのは人間だけさ。
POSTED @ 2020.09.08 |
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