Title: なんてことない日。
最近、移動中はもっぱらオーディブルを聴いている。
片っ端から気になる本を聴いている。
いまは、「鹿あをによし」を聴いている、オーディブルに出会ってからはすっかり万城目学ファンになった。
小気味のいい掛け合いは「聴く」に相性がいいのかもしれない。
落語にような心地よさに包まれる。
そんな今日は " なんてことない日" だったのだけど、
朝起きると、いきつけの整体で身体をほぐし、病院に薬をもらいにいき、帰り道にはインドカレーを食べた。
直感でびびっときて飛び込んだインドカレー屋は「思てたんと違う」というか、
食べたかったカレーはランチメニューには含まれていなくて少し残念だった。
すこしさがった気持ちをあげるために、築地にあるジェラード屋にたちよって、ミルクとヨーグルトのジェラードを食べた。
食べるそばから溶けてゆくジェラードが道にぽたぽた垂れるのをみながら、夏をしっかりとかみしめながら、
空を見上げたらビルの隙間に、竜の巣のような入道雲が見えて、なんとなくその雲を追いかけてみたくなって、
車を走らせたら、東京ゲートブリッジにたどり着いた。
海浜公園に車を停めて、けたたましく蝉のなく中、ゲートブリッジのたもとで釣りをする人たちを眺めながら、雲の全貌を捉えられた満足感に満たされていたら、無性に唐揚げが食べたくなって、夕焼けにてらされる東京を横目に家路について、おもむろに唐揚げを揚げた。
大きな入道雲が見えて、夕焼けがきれいで、そしてどこかに虹がかかっていていた、
そんな " なんてことない日"
何年もしたら記憶と様々な出来事の波に飲み込まれて消えていってしまうようなこの1日なのだけど、
でもとても、とても夏らしく幸せに満たされた夏だったことを、すこしでも残しておきたいから文字にして固めてしまっておくことにする。
なんてことない日バンザイ。
POSTED @ 2024.08.17 |
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