Title: kotoba

紡がれる前の、輪郭のぼやけた思考に、
くっきりとピントが合いはじめて、
それをしっかりと、言葉で捕まえられたり、捕まえられなかったり。
捕まえられないことに慣れてしまわないようにと自戒。

*

言葉が紡げないことに、あれやこれやと理由をつけてみるのだけど、
そのどれもピンとこなくて、
本当の理由は何なのかと考えあぐねる。

決して思考が停まったわけではなく、
自分の中に蓄積したたくさんの資料も、考え癖も、
深く、多面的に、そして本当の意味での人間の真理みたいなものに近づいている実感もある。

でもその過程の中で言語化することで、そこに在る真理と、言語の間に、
なにか心地の悪い、すわりの悪い齟齬のようなものが生じて、
その溝を埋めかねることの気持ち悪さが、
言語化することへのハードルとなっているのかもしれない。

なんて。

見えるということはややこしいことで。

見えているということは、見えていると思い込んでいることでもあるし、
結局のところ見えているもののほとんどは、その裏の膨大な見えていないものの一角。



POSTED @ 2025.10.15 | Comment (0) | Trackback (0)

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